今、気になっていることは「アコースティックギターと相性のいい楽器?」ですがこんなニュースがあります。
「こんな経済情勢で業績の良い会社があるのかね?」 最近ベンダーの人達からこのたぐいの質問を受けることが多い。
確かに、ここまで不況が深刻になると、そういった情報が知りたくなるのも無理はない。
●不況知らずの企業 昨年の夏以降、TASPOの導入により、コンビニエンスストアやキオスクでタバコを買うというニーズが増えた。
おにぎりなど「ついで買い」を誘い、売り上げ増加につながったといわれる。
「TASPO効果」が薄れたころに、金融危機が突然日本を襲い、急速に消費者マインドを冷やした。
マンション、建て売り住宅のような不動産市場はもちろん、自動車や家電などの耐久諸費財への支出も大幅に落ち込んだ。
この傾向は日本だけではなく、世界でも共通している。
衣料品など幅広い消費財にも広がった。
百貨店はもちろん、スーパーマーケットのような小売大手はバブル崩壊後、坂を転がり落ちるように業績を悪化させている。
だが、注目すべきなのは、コンビニの業績が総じて好調である点といえる。
百貨店やスーパーマーケットはすべての商品カテゴリーをカバーしようとする。
だが、現在の消費者は、品揃えの豊富な専門店に流れる傾向がある。
その結果、衣料品ではユニクロを運営するファーストリテイリング、家電ではヤマダ電気、ヨドバシカメラのような大型店舗が好調だ。
●消費者を知ることとは なぜ消費者はそのような購買行動に走るのだろうか。
ここに今回の不況下で好調なビジネスを継続できる鍵が隠されている。
消費者を一括りにすることに無理があるのは明らかだ。
消費者は大まかに20代以下の若年層、20代後半からは30歳代前半、30歳代半ばから50歳代後半、それより年長の人で65歳までの世代、65歳より年長の人など、セグメントによって行動が著しく異なっている。
なぜこのように分類するのか。
答えは簡単だ。
われわれが買い物に行く場合、購買客の世代が入り混じっている店の方が少ないからだ。
売る側も対象顧客を絞っているから、当然、店に行く客は売る側の思惑に従い、限られた世代の人が通うことになる。
これでは、店としては思惑の客層しか取り込めない。
ところが、ユニクロやヨドバシカメラのような家電量販店などには、さまざまな世代の人が店を訪れている。
これは、Toysrusのようなおもちゃ屋さんにさまざまな世代が来ているのとは、少し違う。
おもちゃ屋さんの購買の中心はあくまで子どもだ。
親や祖父母の世代は「財布」として店を訪れているにすぎない。
この辺が、さまざまな世代を集めることに成功した業種やお店との違いだ。
もちろん、コンビニもTASPOをきっかけにして、それまであまり、縁がなかったような世代を取り組むことに成功した例だろう。
●任天堂の成功 商品でも同じだ。
ソニーのPlaystation PotableとニンテンドーDSではさまざまな世代を取り組むという勝負では、明らかに任天堂の方が優れている。
大したコンテンツとも思えないが、明らかに40代、50代のユーザーの関心が高いダイエットや知的好奇心に焦点を絞ったゲーム、10代にも役に立つ、漢字や英単語など広い世代に訴求している。
年代によっては、ゲーム機を買うことに一種の罪悪感のようなものを感じる人もいるようだ。
任天堂の商品は、消費者が日常生活を送る上で役に立つという一種の「エクスキューズ」を用意しているために買いやすい。
●お手頃感、合理的、利便性 任天堂の商品にしろ、ユニクロ、コンビニすべてに共通しているのは、お手頃な価格と合理的な商品構成、どこでも手に入る利便性だ。
その意味からは、AppleのiPodもその範疇に入るのかもしれない。
一方、大型の薄型テレビは、価格もそれなり、商品の大きさも置く場所を選ぶ。
購入する人達も限られている。
これでは、息切れするのは仕方がないだろう。
白物家電は日本の企業が得意とする分野だが、全般的に高性能、高価格を追っかけている点で、いつか天井にぶつかるのは間違いない。
●CIOも考えないと コンピュータが成熟製品ということに異論はないだろう。
既に、価格競争は金融危機以前から熾烈を極め、金融危機とそれに伴って起きた円高で米国企業の製品が価格的優位に立っているのは誰もが認識している。
価格は分かりやすい。
したがって、コスト削減を求められた場合、どんなCEOもまず、ハードウエアの購入価格の引き下げを求めるのは簡単だ。
しかし、ちょっと考えないといけないのは、ICT予算の内、ハードウエアの占める割合が年々下がってきている事だ。
つまり、ハードウエアの購入価格の引き下げ余地はあまりなくなっている。
仮に購買価格を半分に下げたとしても、予算総額に与える影響はほんの数パーセントにすぎない可能性がある。
企業の中で、最大の予算を占めているのは基幹系メインフレームシステムに関連する予算だ。
企業に聞き取りを調査した結果、このような固定費に近い予算が全体の80%近くに達している企業が多い。
この80%に切り込めないと、経営サイドが求めているコスト削減は実現できない。
具体的には運用とメンテナンス中でもシステムのバージョンアップにかかる費用は企業ユーザーにとって重荷だ。
腹をくくる必要がある。
●解決法 もし、腹をくくったなら、道は2つしか残されていない。
1つは既存のシステムのリプレースを前提として、オープン系で再構築する道と、もう1つは、外部にアウトソーシングする道だ。
前者は非常に困難な道だが、もし達成した暁には、システム構築の自由度は飛躍的に高まり、財布に余裕が出てくるはずだ。
アウトソーシングする場合、問題は社内でその業務に従事していたスタッフをどうするかという問題が残される。
米国のようにアウトソーシングと同時にその企業に全員を移すというのは、日本では少し難しい。
もちろん、この手法を取った企業も数多くあるが、この課題を解決できなければ、アウトソーシングしても、コスト削減効果は限定的だ。
むしろ、外部事業者の言うがままになることで、余分なコストが発生する危険も考えられる。
●この際クライアントについても考え直すべきだ 社員1人に1台PCを与えるという時代になって十数年が経過した。
これに関するコストとセキュリティの問題が相変わらず、大きな問題として企業を悩ませている。
さまざまな調査会社がコストを算定しているが、おおむね、一人の年間の情報武装コストは5年償却の場合で、1人10万円を超えるようだ。
従業員が1000人の会社の場合、その総額は1億円に達する。
しかし、PCが本当に活用されているとは限らない。
前記したように、世間では「お手頃な価格」を求められている。
企業全員がコストアップの要因である、MicrosoftのWindowsやOfficeを使用する必然性が果たしてあるのだろうか。
ちなみに、わたしのような文章を書くことで生計を立てているような人間は、マイクロソフトのお世話になることはあまりない。
比較的よく使うのはExcelだが、特にExcelでないと駄目というわけでもない。
Open Office.orgの「Calc」に代えても大した問題は起こらないだろう。
(実際使っているが)IBMのロータス・シンフォニーとも互換性があるので、使用する上で問題は発生しないのではないだろうか。
日常的な使用については問題を感じないところまで良くなってきている。
その場合、OSはLinuxで十分だろう。
これでPCのコストは劇的に下がるのはいうまでもない。
ヘルプデスクの設置など、ICT部門の負荷が一時的に高まるのは間違いないだろうが、将来的なことを考えれば、前向きな投資と考えられる。
さて、金融危機をきっかけにして、大不況が襲い、従来のビジネスモデルが危機に瀕する中、ほとんどの企業が業績悪化に苦しんでいる。
CIOは単に生き残りを図るのではなく、不況を追い風に「攻め」に転じることを求められるのではないだろうか。
前記した以外にも、今回の不況下でも空前の好況を謳歌している企業は少なくない。
ICT部門も同じことがいえる。
これまでと同じことをしていれば、将来が暗いのは当然だ。
ともかく、いままでの旧弊を破り、新しい道を切り拓く人物が賞賛を得る時期が来たのは間違いないだろう。
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